書くということの面白さ。新しい週の始まり

2.Mai.2015

出来上がりと五月の一日

手元に論文の本が届いて一週間。自分でもその本としての完成度と内容に自分自身に対しての評価を上げるほど満足している。クオリティの高さのバラメーターを知ることのできた良い機会だったと思う。10冊印刷したのだけれど、3冊は大学へ速達で送り、4冊はそれぞれ修論を手伝ってくれた写真家、グラフィックデザイナー、ネイティブのイングリッシュの友人とプロジェクトでお世話に成ったアーティストに郵送ないし手渡し。多少の次回に活かせる反省点をやりとりすることで次に活かせることが何よりも嬉しい。自分の思い描くものを作るために手伝ってくれたプロフェッショナルなスキルを持つひとは
、なんだか自分の手足のエクステンションのようでとても心強かった。ただの普通のひとがスーパーヒーロになることってそういうことなのかもしれない。ガンダムやウルトラマン、エヴァ、、、

次は3週間後に控えるプレゼン。模型を作り直して、大量の写真をA1くらいで印刷して、なんて考えると、実はそこまで時間がなかったりする。大事なことは自分が今回のプロジェクトでかんがえてきたことを確実に伝えるとこ。そして有意義なディスカッションをすること。少しずつ準備しなければ。

そして昨日はメーデー。夜中にというか早朝に友人からブランチに誘われ、睡眠不足のまま午後2時過ぎにフラッと寄ってみるとそこは家族団欒な雰囲気のホームパーティー。挨拶も早々に目の前に出されたのは白ソーセージと白ビールとブレッツェル。Weisswurst
海外にいるとその国の伝統とか文化習慣はそこで生まれ育ったひとやその社会を通して主に学ぶのだなとしみじみ思う。夕方7時過ぎに(とは言ってもまだ全然日が昇っているが)お暇してGallery Weekend 2015の一つのSt. Agnes Churchへ。Katharina Grosseの展示が、リノベーションされたばかりのコンクリートビルディングの中で行われていた。
作品の数や展示方法など見て回ると、もちろん3日間限りの展示であるということは承知の上でも、なんだか窮屈そうな展示だなと思わざるを得ない仕上がりだった。もちろんあのカラフルな彼女の特徴は大きな絵のカンバスの中に再現されていたけれど、それを包容するはずの建築が安易なリノベーションによってオリジナルの空間の持つラフさが失われていた。個人的には残念だなというしかない仕上がりだった。

月曜まであと二日、修論以降についてじっくり考える2日間にしたいと思う。

n_sawaya_in_canada at 15:46│Comments(0) Berlin | [#diary]

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